
昨日の日曜日は、「本州で一番遅く咲く」と言われる雫石町小岩井の桜が
ちょうど見頃を迎え朝早くから多くの観光客で賑わっていました。
GWには間に合いませんでしたが、一本桜も見事に満開。
ただ朝方は雲が多くて陽射しが長続きせず、何より岩手山の頂を隠す雲が
停滞して、絵に描いたような眺め、とはいきませんでした。
「あの雲さえなければな~」とみんな残念そう。
それにしても次から次へと人がやって来て、ものすごい混雑振り。駐車場
も常に満車状態。さすがは全国区の桜ですね。

昼近くまで待ってみたものの、結局岩手山は3分の1ほどが雲に
覆われたままでしたが、それでも美しい桜と周囲の草木の芽吹きを
十分に楽しめました。
ちなみに一番左上の写真は落葉松の新芽。「小岩井農場 パート3」の中で
宮沢賢治はこれをネクタイピンに欲しいくらいだと言っています。
確かに可愛らしいですね。
そして、この日一番の光景は夕暮れ時の一本桜にありました。午後から
ヤマメ釣りに行って、その帰り道、何とはなしに再び小岩井へ車を走らせ
ると、ナントナント、岩手山がその頂まで綺麗に見えるではありませんか。

雲の隙間から斜めに差し込んだ夕方の陽射しが、桜の花びらをさっとピンク
に染めると、ここぞとばかりに皆一斉にシャッターを切り始めました。
最高のタイミング。この瞬間に居合わせて感動しない人はたぶんいない。
最後に隣のおばちゃんが詰めていた息を吐き出しながら「来てよかったね~」
と満面の笑みでシメのひと言。
何だかドラマチックな休日。ヤマメは釣れなかったけれどね。
| 2010年05月10日 21:20
| 岩手を巡る
| Comments Off

現在、雫石町内の小岩井農場にて「いわて雪まつり」が開催されています。
先週の土曜日、開催初日の夜に行ってきました。
とてつもない寒さのせいか、それとも終わり間際に行ったからか、
人は思ったより少なめでしたが、雪像の周りを子供たちが元気に走り回ってました。




昭和43年に始まり今回で43回目を数える雪まつり。
今回のテーマは、「さあ、おはなし雪ひろばへ!」だそうで、会場となる
まきば園の広場いっぱいにお話の世界が展開されています。
大小合わせて16基の雪像、中でジンギスカン料理を楽しめる66基の「かまくら食堂」、
岩手の美味しいものや特産品が揃う屋台村など、楽しいこといっぱいです。


開催は2/14日曜日まで。時間は9:00~21:00。
今週末、まだ予定の入っていない方はぜひ。
夜は特に冷え込むので、防寒対策だけはくれぐれも万全に!
| 2010年02月12日 20:18
| 岩手を巡る
| Comments Off

2009年最後の更新です。
歳を取るにつれて1年経つのが早く感じる、というような話をこの時期は
よく耳にしますが、これには生涯のある地点における時間の心理的長さは
年齢の逆数に比例するという「ジャネーの法則」がありますね。たとえば、
10歳の子供にとって1年はそれまでの人生における「10分の1」の時間であり、
30歳のオッサンにとっては1年が人生の「30分の1」の時間。
よって歳を取るごとに1年が短く感じられる、というわけです。
つまり1歳の子供は1日で、30歳のオッサンの約1ヶ月ぶんを生きている
ことになります。子供ってスゴイ。
また子供は1日が、脳が記憶しようとする新鮮な出来事に溢れているのに対し、
僕らオッサンはそうした新しいイベントや感動が年々少なくなり、
のっぺりとした単調な1日に「今日も何もなかったな…」と脳が判断して
それで1日、1年が早く過ぎるように感じる、らしいです。
1年が短く感じるということは、それだけ変化のない日々を送っていると
いうことか。
時間の加速は避けられないけれど、少しでも変化と刺激のある生活を送らねば、
1日1日を大切に過ごさねばと、ひそかに気を引き締める年の瀬であります。
さて、HPのリニューアルを含め今年もいろいろありましたが、残すところ
今日を除いてあと3日。
振り返ると、今年はたくさんのご投稿、そして暖かい励ましの言葉をいただき、
本当に嬉しかったです。何よりの励みとなりました。
2009年分の投稿は31日が締切日となりますが紹介しきれていない投稿も
まだ少し残っていますので、それは年明け1月中に掲載いたします。
来年も、多くの方々のステキな思い出スナップをお待ちしています。
それと、お待たせしておりますランディングネット、限定ロッドにつきましては
年を越してのご案内となります。多くのお問い合わせをいただいていますが、
お待ちになられている皆様には幾重にもお詫び申し上げなければなりません。
準備が出来次第、WEB上にてお知らせいたします。誠に申し訳ございません。
↓今年最後の写真は以前掲載した記事「岩手を巡る」の続き。
花巻まつりの鹿踊パレードです。鹿踊り(ししおどり)の起源については
諸説ありますが、「平安を祈り悪霊を取り払うもの」としてこれもこの場に
相応しいかなと思います。




日々の生活スタイルやその中にある釣りの楽しみ方は人それぞれ違いますが、
いずれにせよ心から釣りを楽しめるというのは本当に幸せなことだと思います。
2010年が、心底釣りの楽しめる幸せな1年になりますように。
よい出会いに恵まれますように。
皆さん、どうか良いお年をお迎えください。
| 2009年12月28日 18:58
| 岩手を巡る
| Comments Off

9月のある休日、花巻市を訪れたときのこと。
ふと目に留まった、たぶん何年か前に
つくられた市のPRポスター。
そこには鹿踊り(ししおどり)の勇壮な演舞の
様子と、宮沢賢治の残したひとつの詩。
岩手には多くの伝統芸能が
大切に残されていますが鹿踊りも
そのひとつ。
ちなみに花巻で生まれ育った伊藤は
花巻温泉の程近くに親戚の家があって
小さいころからそこで鹿踊りを
よく見ていたらしいです。
「今回早池峰神楽が世界無形文化遺産に登録された
けど、たとえば部落ごとにも古くからのそういう芸能が
しっかり伝承されてる。田舎だったら特別珍しいこと
でもないと思うけどね。鹿踊りは実家の蔵にその衣装が
あったりして特に身近だった」とのこと。
そして詩。
「春と修羅」の中に収められている「高原」ですが
恥ずかしながら不勉強な僕は初めて読んだと思います。
宮沢賢治はほかに「鹿踊りのはじまり」という作品も
残していて(これはかろうじて知っていた…)
他の作品同様これもさまざまな読み方ができるわけですが
鹿踊りの本当の精神を風の言葉に聞いたと語られる
すてきな童話です。

この日ははじめから釣りをするつもりはなく
ウェーダーも家で陰干し中。
まずは宮沢賢治記念館と童話村へ。

館内には賢治に関する資料がたくさん展示されていて、
作品を読んだことのない人には微妙かもですが
本に描かれている情景がひとつでも心に残っている人は
きっと有意義な時間が過ごせるはずです。
行く前にちょっと何かの作品に目を通すだけでも
見方が変わって、より楽しめるかと思いますし
展示内容の豊富さもさることながら展示方法も
とても工夫されていて小難しいことは考えたくない
僕みたいな人間でも感覚的に楽しめる仕掛けと心遣いを
そこかしこに見ることができます。
興味のある方はぜひ。

施設は胡四王山の中腹にあり眺めもいいです。
詩や物語に流れる透き通った空気がそのまま
賢治が深く愛した豊かな自然と共に残されている
そんな気にさせるのもこの土地の魅力です。
で、じつはメインイベントはここから。
この日は3日間開催された花巻まつりの最終日で
23もの団体がそれぞれの流派の踊りを披露する
大規模な鹿踊パレードが見られると聞いての
お出かけでした。
写真もいっぱい撮りました。その模様はまた後日。
| 2009年10月28日 11:37
| 岩手を巡る
| Comments Off